イギリス駐在ライフの変化withコロナ!

駐在生活

100年に1度とも言われた世界的な感染症、新型コロナウィルス(COVID19)は、もちろんイギリスで駐在員として働く私の生活にも大きな影響を与えました。今回は現在合計約34万に上るイギリスでの感染症の拡大と私の生活の変化をお伝えしたいと思います!

中国武漢で騒がれていた時期から1か月ほど遅れて2020年2月頃イギリスでも日常に感じられる変化がありました。スーパーに行くとトイレットペーパー、パスタ、小麦粉、砂糖、卵と様々な必需品が売り切れになっていました。もちろん除菌アイテムは売っておりませんでした。

情報に乗り遅れた私は、のんきにキャロットケーキでも作ろうかな~と仕事帰りに小麦粉を買うためにTesco Extra(テスコ・エクストラ)というイギリスの大型スーパー行ったところ何も売っていないので、ケーキの材料どころか来週の食糧は手に入るの!?と焦りました。

とりあえず残っている缶詰を片っ端から買ったことを覚えています。選んでいる余裕はないので、普段買わないような高級ティッシュも買ってしまいました。

大きなスーパーは逆に人が殺到するので、地元の小さなスーパーもはしごして、残り最後の卵のパックだけはゲットすることができました。

TESCO Extra外観写真
トイレットペーパー売り切れの棚

下の写真はTesco Extraを2階へのエスカレーターから撮りました。ちなみに日本でお馴染みのイオンと違って棚の背が高いです。上の段まで届かないよ笑、アメリカでいうWalmart(ウォルマート)にとても近い気がします。

TESCO Extra エスカレーターからの写真

イギリスのウェブニュースなどを見ると不安に駆られた人々が必要のないものまで大量に買ってしまうPanic Buy(パニックバイ)と呼ばれる行動をとっているとの記事を見たのを覚えています。

Coronavirus: Supermarkets ask shoppers to be 'considerate' and stop stockpiling
Some UK retailers have started rationing products such as pasta and hand gels to stop them selling out.

Panic Buy行動はイギリスだけでなく、アメリカやオーストラリアなど世界中で報道されていました。日本でも一時的にトイレットペーパーが品薄になったようですね。

人間は言語や考え方は違えど、心理的というか根本的な部分は共通しているんだなと思いました。

今から考えると慌てて買った缶詰は全然消費せず余っているので、そんなに私もパニックになる必要はなかったかなと思いました。http://スーパー

今も残っている缶詰の写真です。ちなみに後ろに映っているWeight Watchersのツナコーンは美味しくなかったです笑

残っている缶詰の写真

その後、WHOが2020年3月パンデミック発令後、イギリスも本格的に感染拡大防止のためにロックダウンや罰金の伴う行動制限を開始しました。

スーパーでの買い物は最低限の行動として許可されているものの、密を避けるため入場規制がされました。道の上にも2メートル間隔で並ぶよう黄色い線が描かれています。店に入るまでに20分くらい並びました。

TESCO Extra入場規制の並び

マスクはイギリスでは日常で使わないためなのか、マスクの形がかなり本格的です。着けてて固くないのかな。

レジへの並び

こちらは近所の小さなスーパーの写真です。マスクだけでなくゴム手袋も着用しているひとも多く見られました。

近所スーパーレジの並び

また、コロナ感染拡大前から手洗いなどを促していたボリス・ジョンソン首相本人がコロナに罹ってしてしまったときには、この国は大丈夫なのか、と不安になりましたが、その後回復し公務に復帰しました。

ジョンソン英首相が退院、「助からない可能性あった」 医療者に感謝 - BBCニュース
新型コロナウイルスに感染し、入院していたボリス・ジョンソン英首相(55)が12日、退院した。ジョンソン氏は動画メッセージで、助からない可能性もあったとし、医療従事者に感謝の意を述べた。

ロックダウンの影響で職を失う人も沢山いる中で、幸い私の勤めている会社はIT関係であったため、仕事が減るということはなかったのですが、WHOがパンデミックを発令後には完全に在宅勤務へ切り替わったのでした。

最初は通勤しなくていいや!と、台風で学校が休校になったときの気持ちでしたが、現在9月になる今も在宅勤務は続き、オフィスには5か月以上通勤していないのです。

毎日、毎日ウェブ会議をしております。これがニューノーマルとなっていくのでしょうか…

今まではコーヒーブレイクや廊下でのすれ違いに偶然を装った会話からちょっとした業務の確認や相手の調子を知ることができていました。しかし今は意図的に相手の時間をとらなければいけないので、とても面倒です笑

私の上司には言わないでくださいね!笑

極論、ウェブ会議はイギリスにいなくても参加できるので、駐在員の意義ってなんだろうと日々考えます。

たまたま見つけてしまったのですが、ロコタビ(世界各地に住む日本人に相談や依頼ができるプラットホームサービス)ではオンライン駐在として人材を集めているようです。すごい時代ですね…

オンライン駐在 | LOCOTABI
ロコタビ・オンライン駐在 新しい生活様式における海外ビジネス標準、オンライン駐在。かつて海外出張・駐在で取り組

逆に言えば、世界中どこからでも、国を選ばずに仕事ができる状況になったのではないかとも思いました。

そして9月になってからの外の雰囲気は、感染症に対する不安や恐れは薄れ、この状況を受け入れているように見えます。これをwithコロナと呼ぶのでしょうか。さすがにルールである交通機関ではマスクをしている人が多いですが、スーパーなど室内ですらマスクをしている人は減りましたし、外ではマスクをしている人は逆に少数派のように感じました。

これからイギリスはどこへ向かうのか、駐在員として仕事はつづいていくのか、いろいろありますが!

とりあえず、ウェブ会議用にイギリス版のセルカライト(自撮り用ライト)を買ったので、今度みなさんにも紹介したいと思います~

Stay safe and enjoy your life!

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