イギリスからコロナ禍でも一時帰国してみた!

駐在生活

新型コロナウイルスはイギリスで2020年3月から現在に至る9月まで影響を及ぼしています。7月頃に1日の感染者数が500人以下まで減少した後、また9月に3500人まで増加しています。第二波とも言われ、ボリスジョンソン首相は7人以上の社会的交流を禁止するほどです。第二波が訪れる前の8月にイギリスから日本へ一時帰国して、3週間後にイギリスに戻りました。今回は私が一時帰国した流れをご紹介したいと思います。

直行便が勝手にキャンセル!?

一時帰国にあたりUKエクスペディアで往路復路ともに直行便を予約しました。

  • 往路:7月31日ヒースロー空港から羽田空港行き直行便(BA/JALコードシェア)
  • 復路:8月23日成田空港からヒースロー空港行き直行便(BA/JALコードシェア)

しかし、出発10日前になってエクスペディアから復路のキャンセル通知が届きました。なんだと~! 振替えのフライトも用意されていなく、必要であれば電話で問い合わせてくださいとのこと(汗)

慌ててエクスペディアに電話しました!しかし30分待っても、1時間待っても、担当者に繋がりません。。みんな同じように慌てて電話して混雑しているのだろうかと思いました。2日後に再度電話すると、30分ほどして、やっと繋がりました。担当者は「23日のフライトはもうありませんので、22日か24日に振替えは可能です。」と回答。でも、24日には仕事が始まるし、22日早めにイギリスに帰るのも嫌っ!

本当に23日に帰れないの!?とJALのホームページで直接調べると直行便ではないもののヘルシンキ経由のフライトがあることを発見しました。

エクスペディアの担当者に「ヘルシンキ経由のフライトがあるように見えるのですが、これに振替えられないのですか?」と聞くと、「エクスペディアのシステムからは該当のフライトが見つからないためJALに直接聞いたらいいですよ。」とのこと。エクスペディアで予約したのに、なぜJALに問い合わせるのかは府に落ちませんでしたが、とにかく復路の予約が必要だったので、UKのJALに問い合わせました。

すぐに担当者へつながり、「1回だけなら振替え可能ですが、ヘルシンキ経由23日でいいですね?」と。キャンセルされたのは私のせいではないんだけどな。。と思いつつも、とにかく復路を確保したかったのでその1回の権利を使って振替えをしました。乗り換えだと感染のリスクも上がるので、避けたかったのですが、選択肢はありませんでした。次に予約するときは、航空会社直接予約とキャンセルに備えた日程確保が必要かなと思いました。

出発当日になり、ヒースロー空港に到着。以前来た時と比べ、ガランとしてお店などもほとんど空いておらず、ドラッグストアやコンビニなど最低限の店だけがやっていました。往路はJALだったので、ゲートに着くと、日本人のグランドスタッフの人が声をかけてきて、搭乗前に検温が必要とのことで、私は「これで熱があったら飛行機に乗れないのだろうか」と心配しつつも、おでこを差し出すとスタッフの人が非接触型の検温器で測り終えるとチケットにペンで印をつけていなくなりました。ゲート前の待合席にはフェイスシールドを着用しているひとが少しいましたが、マスクだけの人が多いようです。

機内の混雑状況は満席ではなかったものの、全員が隣の席を空けらないほどの人数は座っていました。幸い私のすぐ隣は空席でしたが、機内食の時間などはマスクを外したりするので少し怖いなと思い、何度も手を洗ったりしました。

イギリスからの帰国者には検査と14日間の自主隔離が必要

12時間ほどの飛行時間が終わり、羽田空港に到着すると、入国審査や預け荷物を受け取るよりも先に新型コロナウィルスの抗原検査を受けるよう指示されました。到着後の14日間の滞在先や連絡先などを記入した書類を持って、待合エリアから検査に呼ばれるまで15分ほどでした。待つ間は唾液に含まれる菌が減るのを防ぐため飲食はしないようにとのこと。列に並んで順に受付書類と個人番号のシールが貼った検査の容器をもらいます。手を消毒して採取ブースで唾液を容器に入れます。唾液がよく出るようブースの壁にレモンと梅干の写真が貼っていました。検査結果が出るまで2、3時間がかかると聞いていたので、唾液採取競争のようでした。笑

詳しい情報は下記URLに掲載されているようです。

https://www.in.emb-japan.go.jp/PDF/20200729_For_the_arrival_at_Haneda.pdf

検体の入った容器を係の人に提出して、連絡先や厚生労働省ライン登録などをすませ、500人以上座れそうな大きな待合エリアのベンチで座っていました。持参したNintendo Switchで暇つぶししようかとゲーム機を手に持つも、時差ぼけと疲れで強い睡魔が襲ってきて、ウトウトしていました。人数が多くなかったのか、1時間半ほどで受付番号が呼ばれ、カウンターのようなところで結果を受け取ります。

結果は陰性!よかった!

陰性シールと何やらピンクの証明書のようなもの受け取り、空港内で何度かこのピンクの紙を見せるように言われました。検査を受けたという印なのでしょうか。

陰性だった場合でも公共交通機関を使わず自宅やホテルの滞在先に向かう必要があります。私の場合は両親が車で空港まで迎えにきてくれたので、その車で実家へと移動しました。

到着した日から14日間は自主隔離が必要です。スーパーなど生きるのに必要な食糧確保には外に出ていいのですが、なるべく外出を控えるようにしなければいけません。また、14日間は毎日、厚生労働省から健康チェックの自動音声の電話またはLINE通知がきます。

時々自動音声ではなく保健所の人?からの電話もありました。はじめの2週間は日本にいてもイギリス時間で在宅勤務だったため、その電話は父が対応し詳細は不明。笑

また、イギリスからの帰国者を受け入れる家族は一緒に自主隔離の必要はないので、通常通り仕事へ行くことができます。

イギリス入国は自主隔離不要でも政府へ情報登録必要

2週間の自主隔離が終わり1週間の夏休みを満喫した後、あっという間にイギリスに帰る日となりました。

帰りの便で変わったことは、おそらく感染経路等を追跡するために14日間の滞在先などをイギリスの政府に登録する必要があるということだけでした。ヘルシンキで乗り換えの待ち時間にササっと登録しました。結構、質問票が長いので30分は必要です。イギリスに到着してからだとすぐに入国審査となり時間がないので、事前に登録がいいでしょう。

私が利用したURLはこちらでした。

https://visas-immigration.service.gov.uk/public-health-passenger-locator-form

イギリスについてからは検査や自主隔離はないためそのまま自宅へ戻ることができました。

一時帰国してみて、コロナ禍では状況が刻々と変化していくため政府や航空会社の動きをリアルタイムでしっかり知っておく必要があると感じました。

注意)この情報は2020年8月時点のものなので、帰国の予定がある方は実際の政府のガイドラインに従ってください

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